チヤンクは王の子だと琴乃が
幼い頃教えてくれた。
お菓子を食べる時も、毒味役が
居るらしい。
しかし琴乃は出されたお菓子を
ボリボリポリポリ食べてしまった。
「あ~あ!!琴乃((((;゜Д゜))))
だめだよ。大丈夫か?」
金魚にお菓子の粉を入れたら
プクリ~とお腹を上にして動か
無くなった。
しかし琴乃は?(●^o^●)
おいちぃ変わった様子はない。
「ね、琴乃味どんな?」
「ん!!べっに?チョットう〜ん
粉っポイカナ?」
とサラサラした髪の小首を傾げながら
ウフフと笑う。
カワイイ
医者が、調べても琴乃に変わった
事は無かった。
「不思議な娘ですな」
医者達はこぞって不思議がり
チャンクに、どこの貴族の娘か
聞いた。
しかしチャンクは答え無かった。
琴乃を利用する輩がどこそこと目
を光らせ始めた。
アザビ国に不振な動きが見られると
報告書が上がって来た。
マノリラ国の資源を狙って要ると
本当なら国の乗っ取りの一大事!!だ。
国を挙げて戦わねばならない。
「チヤンク?大丈夫なの!」
「わからない!戦になれば
琴乃にも影響がでるかも
しれない。」
「え!大丈夫よ。いよいよ危なか
ったら私の家に来て!!」
「いいか、琴乃よく聞いて!!
今日帰ったら!鏡を割るんだ
きっと迎えに行くから!!
いいね!!約束してくれ。!!」
「いやよ!チヤンクと離れた
くない。
チヤンクの奥さんになりたいの。」
いやいやいやいや...いや‼
ぜーったい‼イヤ」
琴乃より随分背の高い、チャンクにしがみついて駄々を捏ねた。
「え!琴乃本気?
あっちの世界を捨てれるの?」
チャンク、は可愛らしい琴乃の
前髪を後ろに撫でながら頬を
染めて確認するように
聞いた。
「うん。だってチヤンクは
いっも居てくれたじゃない。」
背の高い、チャンクにしがみ
ついて大きな目をして頷いた。
「じゃあ琴乃余計にちゃんと
言うことを聞いて!!鏡は
割るんだ!いいね!!
僕を信じて!!
必ず、必ず迎えに行くから。」
チヤンクは首からかけていた王の
紋章のタカの羽のネックレスを
首にかけてくれた。
それはチヤンクの腕に巻いた
ブレスとお揃いだった。
束の間と思われる別れは
琴乃12歳、チヤンクは17歳
将来を約束しての別れだった。
現世に帰った琴乃は言われた
とおり泣きながら鏡を割った。
迎えに来るからとギュッと抱き
しめられ、チヤンクの腰まである
三つ編みを掴んで泣いたあの日。
その夜割れた鏡をかたずけよう
と部屋に戻ったら、割れた鏡の
破片は無くなっていた。
小さな欠片の一つさえも見あたら
なかった。
それは長すぎた
夢物語の終わりのように...。
幼い頃教えてくれた。
お菓子を食べる時も、毒味役が
居るらしい。
しかし琴乃は出されたお菓子を
ボリボリポリポリ食べてしまった。
「あ~あ!!琴乃((((;゜Д゜))))
だめだよ。大丈夫か?」
金魚にお菓子の粉を入れたら
プクリ~とお腹を上にして動か
無くなった。
しかし琴乃は?(●^o^●)
おいちぃ変わった様子はない。
「ね、琴乃味どんな?」
「ん!!べっに?チョットう〜ん
粉っポイカナ?」
とサラサラした髪の小首を傾げながら
ウフフと笑う。
カワイイ
医者が、調べても琴乃に変わった
事は無かった。
「不思議な娘ですな」
医者達はこぞって不思議がり
チャンクに、どこの貴族の娘か
聞いた。
しかしチャンクは答え無かった。
琴乃を利用する輩がどこそこと目
を光らせ始めた。
アザビ国に不振な動きが見られると
報告書が上がって来た。
マノリラ国の資源を狙って要ると
本当なら国の乗っ取りの一大事!!だ。
国を挙げて戦わねばならない。
「チヤンク?大丈夫なの!」
「わからない!戦になれば
琴乃にも影響がでるかも
しれない。」
「え!大丈夫よ。いよいよ危なか
ったら私の家に来て!!」
「いいか、琴乃よく聞いて!!
今日帰ったら!鏡を割るんだ
きっと迎えに行くから!!
いいね!!約束してくれ。!!」
「いやよ!チヤンクと離れた
くない。
チヤンクの奥さんになりたいの。」
いやいやいやいや...いや‼
ぜーったい‼イヤ」
琴乃より随分背の高い、チャンクにしがみついて駄々を捏ねた。
「え!琴乃本気?
あっちの世界を捨てれるの?」
チャンク、は可愛らしい琴乃の
前髪を後ろに撫でながら頬を
染めて確認するように
聞いた。
「うん。だってチヤンクは
いっも居てくれたじゃない。」
背の高い、チャンクにしがみ
ついて大きな目をして頷いた。
「じゃあ琴乃余計にちゃんと
言うことを聞いて!!鏡は
割るんだ!いいね!!
僕を信じて!!
必ず、必ず迎えに行くから。」
チヤンクは首からかけていた王の
紋章のタカの羽のネックレスを
首にかけてくれた。
それはチヤンクの腕に巻いた
ブレスとお揃いだった。
束の間と思われる別れは
琴乃12歳、チヤンクは17歳
将来を約束しての別れだった。
現世に帰った琴乃は言われた
とおり泣きながら鏡を割った。
迎えに来るからとギュッと抱き
しめられ、チヤンクの腰まである
三つ編みを掴んで泣いたあの日。
その夜割れた鏡をかたずけよう
と部屋に戻ったら、割れた鏡の
破片は無くなっていた。
小さな欠片の一つさえも見あたら
なかった。
それは長すぎた
夢物語の終わりのように...。



