モテる彼氏なんて

「……………ん?」














「あら〜起きた〜?痛い所ない?今親御さんには連絡したからね。痛いところは?」














状況が理解できないうえに保健の先生が居て、横になってて、あれ?私
















「あぁ〜、バスケットのボールに頭ぶつけて気を失ってたのよ。彼氏が連れてきてくれたから感謝しなさいね〜。今鞄取ってきてくれるって言ってるから。あと今日はそのまま帰って病院行ってね〜。」















って先生が、説明してくれて
















「あ、はい。」
















彼氏って…………あぁ、拓真か。眞翔くんがそんな事するわけないし、先生勘違いしてるな。
















「後ごめんね、先生ちょっと会議入ってて行かなきゃなんだけど、大丈夫?」
















「え?あ、はい大丈夫です。後親に電話かけてもいいですか?」
















「本当は許しちゃいけないんだけど、特別ね。しょうがないから。カーテンしたまま電話かけてね。」
















そう約束して、拓真が来るのを待った。
















けど、
















来たのはなんと
















「ほら。頭大丈夫か?あ、痛くないかってこと。」
















待って。なんで?
















何も反応しない私を不思議に思ったのか、眉間に皺を寄せた、眞翔くん。
















「どうしたの?なんか俺の顔についてる?」
















「ううん。ついて、ないよ。あの、ちょっと電話かけてもいい?」
















頭の整理なんてつくわけ無いけど、とりあえずお母さんに電話しなきゃ。
















「あぁ、うん。どうぞ。」
















って、ベッドの横にある椅子に座った眞翔くん。
















ここに、居てくれるんだ。
















嬉しく思いつつも、昨日の事が頭をよぎってちょっと複雑な気持ちになりながら、お母さんに電話をかけた。