「え、、、俺好きって言ってなかった?!」














私の手を取って顔をのぞきこまれる。
















こんなっ、ボロボロな顔見られたくないけど、でも















不安と嫉妬でおかしくなりそうだったから















「言われてたらこんなに不安にならないよっ」















眞翔くんの膝の上から立ちがって















「ごめんっ。俺っ」















眞翔くんが私に手を伸ばす。
















「ねぇ、眞翔くん。私こそ眞翔くんの何?好きとも言ってもらえなくて、その上他の人優先にされて。ねぇっ、私は、眞翔くんにとってどんな存在なのっ?」















もう、自分が何を言ってるのかも分からないくらい、混乱してた。















だから、
















「眞翔くん、私、もう無理だよ。こんなの、辛くて耐えられないっ。」















そう言って私はお店を出た。