「汐那ー!!勝った!!!」












いつの間にやら試合が終わったみたいで、下からそう叫ばれる。















こんな、端っこにいたのに…………。














彼氏は私と同じく高2の、三浦 眞翔(みうら まなと)くん。















一応、付き合ってもうすぐ半年経ちます。














半年経ってるのに、私が彼女だってなかなか認知されないのには理由があるのです。














〜試合終了後〜















私達が通う高校で試合をしてたから、下駄箱で私は眞翔くんが来るのを待つ。














「汐那、お疲れ様。今日はサンキューな!来てくれて。」














ポンって頭の上に何かを置かれる。














「ふぇっ?」














「ココア、好きだろ?あっちぃーし、飲みな。」















優しい、イケメンな彼氏と私も思ってる。















と、いうかそもそもなんで私が眞翔くんと付き合っているのか、私すらも理解できない。