『それ…ほっ!本気かよ!?』
と、先輩は照れながらそう聞いてきた。
そう、聞かれると恥ずかしさが私にも込み上げてきた。
『本気…です…よ』
おかげで最後の方は声が小さくなってしまった。
『幼なじみ何かより俺を見てくれるのか?』
そう、先輩は愛しそうに照れつつも首を傾げてこちらを見てきた。
『うっ……は、はい…』
それに弱い女子なんか世界中に何処にでも居るだろう。
私も勿論その一人だった。
『じゃあさ、俺の彼女に成ってくれる?…』
又あの顔で先輩は首を傾げてくる。
『はい…』
私はただ、言われるがままに頷くしかなかったのだった。