『せっ!?先生っ!?』
私はパニックに成って慌ててしまう。
『ふっ…あははははははは!
冗談だって!…本気にするなよ…』
先生のこんな風に無邪気に笑う姿が大好きで、こんな姿は私しか知らないのが嬉しくて仕方ないけど、からかわれるのは、ちょっとフクザツな気持ちになる。
『そんなにへこむなってー…
可愛がってるだけだ』
『なっ!?』
私は今度は、顔を真っ赤にして固まってしまった。
『ふっ!ホント、一緒に居ると、面白くて可愛くて飽きないなお前は』
『せっ!?先生!?からかわないで下さい!』
私は慌てる。
『今のは本気だけど?』
『もう!!』
私は先生にからかわれて、顔を赤くした。
『っ!痛っ!おい、叩くなよ!』
からかわれて、やられっぱなしは嫌だから、先生を両手をグーにして必死で叩いた。
『私をからかった罰です!!』
『おいおい!地味に痛いから止めろ!』
そう言いながら、先生は顔をしかめつつ、私の両腕を掴む。
『こうでもしねぇーと止めてくれないからな、お前』
『先生がからかうのが悪いんです!』
私は何とか対抗する。
『しょうがないから、今度、お前の好きなパフェおごってやる』
『やった!!チョコパフェチョコパフェ!
先生大好き!!』
私は喜んで、思わず先生の腕に抱き着く。
『おいおい…腕に抱き着くなって…』
(ホント、俺の彼女さんは、小動物みたいで、単純で、可愛くて飽きないな…
ホント、先生と生徒なのが悔しい位)
そう思われてる何て、知らない私は笑顔を先生に向けるのだった…