『お前…起きて…』
と、俺は唖然とした。
すると…
『い、今…キ…キスした?…』
と、椅子に座っている彼女から聞かれた。
俺は、顔を真っ赤にしながら…
『し…した…ゴメン…』と、顔を背けた。
すると…
『あの…さ…自惚れかも…だけどさ?…
その…えと…つまり…私の事が…』
『す…好きだ』
俺は、言われる前にと思い、食いぎみに言った。
すると…
彼女は顔を真っ赤にして、『わ…私も』と、うなずいた。

そんなこんなで忘れられていた首のキスマークに彼女が気付くのは、もう少しだけ先の話。