『悔しい…けど…』負けたのが仕方なく思えた。
あんなにもファンの事を想って、
あんなにもファンから勇気を貰えて、
あんなにも倍にして返せるのは…
世界でもミライしか今の私には考えられなかった。
あの子は何度潰されても
起き上がって、
よじ登って、
何度でも蘇る。
不滅のアイドルの女王。
私には、悪い手で人を落とす事しか出来なかった。
いや、しなかっただけだ。
他にも出来た事は沢山有った筈だ。
それをしてこなかったのは、自分自身だ。
でも、不思議と嫌な気はしない。
今、たった今、生まれ変わったのだ。
今の私は…嫌いじゃない。悪くない。
『あーあ…一からやり直しかぁ…』
でも…




それも、又、悪くない。