『あれ?ガリ勉綾瀬君は、遂にカノジョを作っちゃいましたか~?』
『負けた僻みかよ』
教室に彼女と戻ると、何故かとある男子のグループが話し掛けてきた。
『彼女持つの先越されるの、これで二人目だもんねー?』
『=(;゚;Д;゚;;)⇒グサッ!!!』
急に、カタカナで喋るのが口癖な紀平君が悲しみにやられ始めた。
『ちょ、大丈夫ですか?』と、俺はあまり話した事のないクラスメイトの紀平君に話し掛ける。
すると…
『うわぁー!!!
彼女持ちに慰められるのは、逆に傷付くー!!』
と、叫んで座りこんでしまった。
俺は、彼を少し心配に成っていると…
『こいつは放置しとけ。寝たら忘れる。
早ければ3歩、歩けば忘れる。』
と、ゲーマーで有名な嶺岸(みねぎし)君が、スマホを弄りながら、話し掛けてきた。
『ちょ、流石に3歩は無いって!!』
と、紀平君が起き上がって反応する。
しかし、無言で華麗にスルーするゲーマーな嶺岸君は、スマホを弄り続ける。

それから、彼らと仲良く成って、ボッチ&陰キャ脱退したのは、別の話…