『え?じゃあ、二人でじゃんけんして!!』
私は、笑顔でそう言った。
すると…
『『はぁ…?』』
同時に二人から怒りを滲ませた怖くて低くてどす黒い声でそう、言われた。
『あ、そっか!3人で帰れば良いよね!
ゴメンね!気付かなくって…』
私は、申し訳ない成って、そう言った。
すると…
『意味が違う』
結城にそう、冷たく突っ込まれる。
『え?意味が違うって、どういう事?』
だけど、意味が理解できず、私はそう、聞き返した。
『ぷっ!…あはははははっ!!
完全に意識されてませんね!結城先輩っ!』
急にそう、昴くんが笑い飛ばした。
『はっ、お前もだからな』
と、余裕そうで、挑発するような笑い声を結城は出した。
『取り敢えず二人とも!
一緒に帰ろうよ!』
私はそう、二人に呼び掛ける。
すると…
『『あははははは!!』』
二人は一斉に笑い出した。
『え?…』
私はきょとんとした。
『そうだな、帰るか!』
結城は機嫌が良さそうで、面白そうな笑顔でそう言った。
『そうですね。結城先輩!』
意味も分からないまま、私達は仲良く?3人で下校したのだった…