二人は帰りながら話をしていた

『は?お前の好きな漫画のカフェに行きたい?』
『うん!期間限定なの!』
『は?何で俺が…』
『君と行きたいのっ!!』
彼女は笑顔で俺にそう言う
(んな事言うと期待するぞコラ)

『ホント、今年も君と同じクラスで良かったー!』
私は心の底からそう思いながら言った。
『なぁ…お前さ…その…』
彼は顔が見えない程、下を向いてか細い声でそう言った
『ん?』
『んな事言うけど…俺だって男だし期待するからな?』
『へ?』
『だから、好きだっつってんだろ!』
彼は顔を真っ赤にして訴えてきた。
『え…えぇーっ!?』
私は驚いた
そんな筈無いのに!?と
『なっ!?何で!?
私、男子っぽいじゃん!
好みとか…今度行くカフェの漫画だって!!
何で!?』
『そんな事はどうでも良いんだよ!
お前しか見えねぇんだよ!』
『えっ!?』
私はポカンとしてしまった
『お前、俺の彼女になれよ』