待ち合わせは一時間前。

まだ期待してるとこ男なのに俺、女々し過ぎか。

それ位に好きになってたのは自分だけかよ。

何なんだよ…

本を読む手を止めてふと心の中で呟いた

それさえ君には届かないのにな。








早く速く目的地に着いてよ!

何であの身勝手なお父様は私を止めるの?

例えばキミが貧しい家庭だったって、
好きなのには変わりないんだから許してよ!!







この想いを…

この女々しさを…

『許してよ!』ねぇ?