「翔ちゃん、時間があるってことは私とまだ一緒にいてくれるってこと?」 「…当たり前だろ。やっと莉子を彼女にできたんだから、莉子が嫌って言っても離してやんねーよ」 そう言った後、翔ちゃんの顔が近づいてきた。 またちゅーされるのかと思って、慌てて目をつぶったらおでこにちゅーされた。 なんだ、ちゅーしないのかって思ってたら、翔ちゃんが私の顔をのぞきこみながら、何期待してたの?って意地悪な顔で聞いてきたから慌てて顔を横にふった。 そんな私を見ながら翔ちゃんは私の髪の毛をぐしゃぐしゃになでた。