無表情のその奥に
青春・友情
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すとれいと/著
- 作品番号
- 1551329
- 最終更新
- 2019/03/25
- 総文字数
- 0
- ページ数
- 0ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 0
- いいね数
- 0
「ねえねえ、これ、友チョコ!」
「…?」
不思議そうに首を傾げる私を見て、チョコを渡してきた女の子もまた不思議そうな顔をする。
「どうしたの?」
「あ…ありがとう…。」
こんな私にプレゼントなんて、いつぶりだろう。嬉しい。でも、口角が上がらない。笑顔、笑顔にならなきゃ。そう思っていると。
「…要らないの?」
いつまでも無表情で、受け取らない私を見て、今度はけげんそうに覗き込んでくる彼女。私がさらに焦りをまして「いや…」「えっと…」と戸惑っていると、痺れを切らした彼女は、
「じゃあいいよ」と低い声で言い放って、チョコをぐしゃっとにぎりしめ、ほかの女の子たちのところへ行ってしまった。
また、やってしまった…
「…?」
不思議そうに首を傾げる私を見て、チョコを渡してきた女の子もまた不思議そうな顔をする。
「どうしたの?」
「あ…ありがとう…。」
こんな私にプレゼントなんて、いつぶりだろう。嬉しい。でも、口角が上がらない。笑顔、笑顔にならなきゃ。そう思っていると。
「…要らないの?」
いつまでも無表情で、受け取らない私を見て、今度はけげんそうに覗き込んでくる彼女。私がさらに焦りをまして「いや…」「えっと…」と戸惑っていると、痺れを切らした彼女は、
「じゃあいいよ」と低い声で言い放って、チョコをぐしゃっとにぎりしめ、ほかの女の子たちのところへ行ってしまった。
また、やってしまった…
- あらすじ
- 人見知りが人一倍強い、高校1年の零。そのせいで、小学校の頃からみんなに避けられ、中学校でもそれは続いた。しかしそれを救ったのは、似た名前の隣の席の零斗だった。彼と、彼の親友である涼と話していくうちに、だんだんと人への恐怖が薄れていく零。しかし、男子と仲良くするのをよく思わない女子もいるわけで―。
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