「忘れるわけねーだろ、ばーか 俺が唯一惚れた女だ、これからもずっと」 「沖田さん……」 「掴めなくてもいい、触れられなくてもいい 最後に一度、お前を抱きしめさせてくれ」 そう言って沖田さんは 透けた私の体を抱きしめようとした すると突然、眩しい光に包まれて 「…………っ!」 「………夏、これからもずっと お前を愛している」 沖田さんのその一言が聞こえた瞬間 私は光に飲み込まれた 「……私も愛しています、ずっと、貴方を」