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座禅を組み、

洗練された静寂の中で俺は心を整える…。

ここ最近や、過去の出来事を振り返っていた。

「"無垢"…。」

ーパーン!!!

「痛っ!!」

「邪念が視えるぞ。珍しいね青山くん。」

俺はよく修行を行っていたお寺に来ていた。

「あの…今、まだ始めてなかったんですけど。」

「そうか、それは申し訳ない。邪魔したね。」

「いえ…まぁ、良い刺激でした。」

ここの住職さんともすっかり仲良くなって、良く色んな話をしてくれていた。

「今、"無垢"と言っていたね。
その言葉は仏語なのは知ってるかい?」

「そうなんですか?」