「美の女神…アフロディーテ。」

「アフロディーテは、愛と性を司るとされている。能力として、"魔法の宝帯"とゆう愛や欲望などの魔法がかけられた神器を持っている。
この帯は身に付ける事でアフロディーテの美しさを増幅させ、神々の心さえ支配する事ができました。」

その一説を読んだ時、俺たちは身近な存在と似ている事に気づいた。

「ねぇ…これって、"魔性"の特性と似てる?」

「似てるどころか…まさか"魔性"の特性ってアフロディーテが始まりって事か?」

俺たちは真剣な表情で顔を見合わせた。

「まさかなー!」
「俺たち中二病かってな!はっはー。」

『………。』

だが、読み進めて行けば行く程、
アフロディーテの性格や出来事は俺が良く知っていたある女性にとても似ている気がした。