「青山くんと言ったかな?君は"Last note"を極めかけているね。」

俺は昔から、たまにお寺に行っては修行に励んでいた。それは"魔性"との両立をコントロールする為でもあったのだが…。

「そうかもしれません。日々、強くなってる気はしてます。」

「誇りなさい。君の"Last note"は数少ない第3の目を持つことになる。存在意義を求め、その正義感がそこまで開花させたのだろうね。」

「第3の目…ですか?」

お爺さんは微笑むと、俺の手を握った。

「物事の本質を見抜く、心眼。また修行に行きなさい。今、外では何か大変な事が起きていると死んだ婆さんがそれを告げに来てる。君はきっと…辿り着ける。"無垢"の本質にね…。」


お爺さんからまさかのアドバイスまで受けてる。何だか自分の祖父のような気さえしてしまって、胸が熱くなった。

まぁ結局、お爺さんはこの後眠くなって会話の途中に寝てしまったので、おいとまする事にした。