「Last note」特性を持つ者へ〜5

「何があったの?」

「朝起きたら、ゆめが居なかった。
そしたら机にこれが…。」

廣瀬の左手には置き手紙らしき物。

【渉くんへ。
突然ごめんなさい。"無垢"の器は私だと言う事を知ってしまいました。迷惑かけたくないので出ていきます。11月11日。必ず私を止めて欲しい。
皆の幸せがこれからも続いてく為に…。
愛してる。ゆめより。】

紛れもなく、彼女の字だった。

「ゆめのやつ、昨日の夜うなされてた。
多分、"無垢"が何かしていたんだろけど…俺は何も知らずに抱きしめる事しか出来なくて…。」

廣瀬は声だけ泣いていた…。

「廣瀬…。大丈夫だ。絶対、俺達で止めよう。お前ももう、1人ぢゃないだろ。」