「Last note」特性を持つ者へ〜5

「兄ちゃん…ついてこんでって言ったのに。」

「アホ。分かりやすいんぢゃお前は。思い詰めた顔で出ていきやがって。兄を舐めんな。」

そう言うと紫音はまたウルッときたのか烏丸に抱きついた。

「ったく、2つしか歳変わらんのに紫音はいつまでもガキやなぁ。」

「ガキやもん…。」

紫音は烏丸にハンカチで顔を拭かれる。最近、烏丸が兄らしい優しさを見せているし、再会した時よりも関係は良好のようだ。

でも、今はその光景が痛い……。

「何で、ゆめちゃんな訳…?」

この事を…廣瀬が知ったらどう思うんだろ?

"5人の戦士"として、戦えるだろうか?