"Poison"は少し痩せたようだが、顔つきは穏やかになっていた。いや、多分、これが元の彼の持つ雰囲気なのだろう。

「"Atack"の君も、元気そうだね。」

むしろ笑顔まで見せるようになっていた。
どうやら"Poison"は最近、留置所内での害虫駆除の仕事を任されたようで、自分のトカゲのような毒性の尾が役に立ってるのが嬉しいらしい。

「青山くんが俺を逮捕した時に、あんな事を言ってくれたから…存在意義を見つけれたよ。感謝している。」

ー"貴方の特性にもきっと、
いい方に生かす何かがあるはずです……。"ー