歪みの国の王子様


そんな会話を聞きながら
りんは少しモヤッとした気がした。


ーー特別…か…


女生徒が帰ると
扉を閉める音がした。



シャーっとカーテンを開け
結人が戻ってくる。



りんはバッグを持って立っていた。


『なーんで帰る支度してるの?』
『帰るからです』