歪みの国の王子様

『ねぇ、りんちゃん。好きだよ』


−−……っ?!


りんは耳元で甘く囁かれる
その初めての言葉に、耳が熱くなる。



『あれー?
りんちゃん、耳真っ赤だよ?』

耳元でクスクス笑う。


『もう…やめ…』

『じゃあ、俺と、付き合う?』


りんは首を横に振る。