そう言うと結人は壁についている
曲げていた手を伸ばして

りんの顔が見える所まで
少し距離をあけた。



『かっこいい?俺のこと?』

結人は首を傾げた。

『はい…』

りんが小さめの声で言うと

『そっかー♪』

結人は嬉しそうに目を細め
笑顔になる。