翔「おっかー」


翔の言葉など耳に入って来ない

無言で座り

翔の歌が耳に入り、私は泣いた



気づいた翔


翔「なに泣いてんだよ?!」

雅「……泣いてなんか、」

翔「なんかあったか?」

雅「………綾が女の子とキスしてた」

翔「はあ?!それはねぇだろ!!」

雅「見たんだよ!!」

翔「綾に似てたとかじゃねぇの?」



そんなはずはない

私が綾を見間違えるわけがない


雅「綾だったよ」

翔「まじかよ…」


私だって信じたくない

あんなの見たくなかった