それから綾は校長室へ行き
退学届を提出してきた



綾……どこにも行かないで…


私のそばにいて……



校門に向かって歩く綾の後ろ姿

私は翔と手を繋いでいた手を離し

綾を追いかけようとした


けど、翔はすぐに私の腕を掴んで行かせなかった


翔、だめなんだよ。

綾がいっちゃう…



雅「…….だっめ…、いっちゃ、う………」

ポロポロ流れる涙を流した


翔「……っち、行けよ、早く!!」


急いで走り出し綾を追いかける