…私は今、お隣さんの部屋の前に立っている。

ヤバい…緊張する…
うるさいって言われたらどうしよう…
顔見た瞬間、ブスやなって言われたらどうしよう…

そんな考えばかりが脳裏をよぎり、いまだ呼び出しボタンを押せずにいる。

あぁ、こわいなぁ…
んー…
よし!もうどうにでもなれ!!

そう思い、勢いよくボタンに手をのばした。

その時。

「おい、お前」

「え」