「ちょっとお前何勝手に肉全部食っとんじゃー!」


「知らないよー。モタモタして食べなかったのはサーコでしょ?食の世界は弱肉強食~。」



キーッ!
ホンっト腹立つ!



「くっそー……おりゃ!」


あたしは悔しさに身を任せるようにガツガツとおかずやらゴハンやらを口に流しこんだ。


「はいっ!ゴチ!」


「早っ!」


「片付けはよろしく~♪」


「は!?自分でやってよ!」


「肉を全部食った罰じゃ!」


「なんて理不尽!」


「じゃ、ごゆっくりどーぞー♪」



嫌味ったらしい満面の笑みを浮かべてあたしは自分の部屋へ戻った。



「はぁ…ったくなんなんだアイツは。」



てか…


なんかあたし重要なこと忘れてるような…


なんだっけ…


……………………








あ!彼女発言!







………もう、いいや。


すげー気になったケド、キレて出て来たのに今さら聞いたら「え?」でしょ。

空気違うでしょ。

ちょっと読もうよってなるよね。

うん。

まぁいいや、

また今度聞こう…。




よくよく考えたらなんだかうまくはぐらされた感もあるような…


「ま、いっか。風呂入って寝よ。」



つくづくあたしって、ノー天気だわ。