くつろぐあたしをよそに、龍仁はバタバタと手際よく料理を始めた。
悪いがあたしは手伝わんよ。
頭をボリボリとかき、テレビのリモコンを目で探す。
あり…ないや。
「ねー龍仁ー。」
「なにー?」
「テレビのリモコン消えたんだけどー。知らない?」
「知らなーい。どっかに落ちてるんじゃないのー?」
あたしに背中を向けたまま料理を続ける龍仁。
「え~?ないけどー。どこ行ったんだろー……アンタのケータイならココに置いてあんのに…」
ったくー…
めんどくさいなぁ…
あたしはムックリ起きあがるとテレビ本体の電源をつけた。
「……ん?…………あーっ!!」
ヒッ!
ソファーに戻ろうとした瞬間、龍仁が何か思い出したように叫び左手にジャガイモを持ったまま自分の部屋に入って行った。
「な……んだ?アイツ…」
と、
「リモコンあったわ。」
そう言うと龍仁は通学用のメッセンジャーバッグからテレビのリモコンを取り出した。
なんでやねんっ!
「ありえないとこからリモコン出て来てるじゃん!」
「そうそう、今日僕、携帯と間違えてテレビのリモコン持ってきたみたいで朝気付いたんだけどカッコ悪いから黙ってたんだ。スッカリ忘れてたわー。」
「ベタか!」
悪いがあたしは手伝わんよ。
頭をボリボリとかき、テレビのリモコンを目で探す。
あり…ないや。
「ねー龍仁ー。」
「なにー?」
「テレビのリモコン消えたんだけどー。知らない?」
「知らなーい。どっかに落ちてるんじゃないのー?」
あたしに背中を向けたまま料理を続ける龍仁。
「え~?ないけどー。どこ行ったんだろー……アンタのケータイならココに置いてあんのに…」
ったくー…
めんどくさいなぁ…
あたしはムックリ起きあがるとテレビ本体の電源をつけた。
「……ん?…………あーっ!!」
ヒッ!
ソファーに戻ろうとした瞬間、龍仁が何か思い出したように叫び左手にジャガイモを持ったまま自分の部屋に入って行った。
「な……んだ?アイツ…」
と、
「リモコンあったわ。」
そう言うと龍仁は通学用のメッセンジャーバッグからテレビのリモコンを取り出した。
なんでやねんっ!
「ありえないとこからリモコン出て来てるじゃん!」
「そうそう、今日僕、携帯と間違えてテレビのリモコン持ってきたみたいで朝気付いたんだけどカッコ悪いから黙ってたんだ。スッカリ忘れてたわー。」
「ベタか!」


