「黙れ、ヘタレワカメ。」

「出たよ言葉の暴力~。あー怖い怖い。」



ホンっトこいつとあわねー!





―――――――――

家に着くと真っ先に自分の部屋に向かった。

そして真っ先に部屋着に着替える。

コレ鉄則!


「はあ~。スッキリ~。」


あたしは満面の笑みで部屋のドアを開けるとリビングのソファーに寝っ転がった。


堅苦しい制服からの解放。

ビバ★部屋着!



「早ッ!」


遅れて龍仁が部屋から出て来ると、早速ソファーに寝ているあたしを見てつっこんだ。


「あ、なにが?」

「いや、部屋着に着替えてくつろぐまでスピードが尋常じゃない速さだなーと思って…」


「だって制服キツいし。」


「サイズ一回り大きいの買えばヨカッタんじゃないの?」


「バカか!そうゆうことじゃねーよ!堅苦しくて肩こるから好きじゃないってこと!」


「………あぁ、そ。」


「……え!聞いといてそれだけかーい!」


あたしは思わずあお向けの状態で右手を挙げてつっこんだ。


「さてと…夕飯夕飯…」

「シカトすんなよ!」