『ま、桜子ちゃんと一緒に生活したらお前の女アレルギーも治ると思うから!龍仁がヘタレを卒業し、立派な男になって戻ってくることを期待してるぞ!じゃ、アディオス!』



プツッ………


ツーツーツー……







き、


切られた。


陽気なカンジで切られた!





「あんの…親父ッ!」



携帯を持つ手が怒りで震える。




頭おかしーわ。

おかしーんじゃないの!?

ッて思ってたけど





完全におかしーんだわ!
この人!





「はぁ…」



勢いあまってルームシェアする!なんて言っちゃったケド……





どうしよ………






どーうーしーよー






誰か


助けてくださいッ!









この歳にして本気で泣きたいよ…




そういえば…




向こうはルームシェアだってこと知ってるんだろうか…





はぁ……




なにコレ

マジで。


なんなの。


悪夢?


ホント夢なら覚めて!


今すぐ!




僕は力なくその場にしゃがみこんだ。





一体この先どーなるんだろ…