テンパる僕。



『だってそんなこと言ったら絶対反対してただろ?』



「当たり前だよ!見ず知らずの人と一緒に暮らすなんてありえないし!しかも相手が女の子なんて……僕を殺す気!?」



『いや、まーお前には死ぬ気でガンバってもらいたいなーと思ってさ。』





正気か!
正気かこの親父!





「ムリムリムリ!絶ッ対ムリ!今から帰ります!」



僕は電話片手に頭を振った。



女の子とルームシェアだなんて考えただけで鳥肌が…





『そうやってすぐムリとか言わない!そういうとこがヘタレなんだよ~。言っとくケド家戻ってきたら入学取り消しな。高校行かせないから。』




「はあー!?」




『高校行かずに毎日朝早くから夜遅くまでお茶の稽古するか、ルームシェアして高校生活エンジョイするか、さぁどっち!』



「ちょ…なにその究極の選択!」




『あ、あとお茶の稽古プラス家事も全部やってもらうから。家族全員分の洗濯と毎食事の用意、各部屋の掃除と………』

「わかったよ!はいはい!ルームシェアすればいいんでしょ!」


『そういうことだ☆』