「なんで!?もしや性格が悪いとか!?」


「いや…性格はめちゃくちゃいいと思うよ。」


ホントに。
それは断言できる。
だからなおさらモテるんだろうし…


「じゃあ何さ。」

「彼ね~…女アレルギーなんだわ。」


「女……アレルギ~!?」



メグは眉間にシワを寄せた。

確かに…わかるよ、その反応。


「そう。女の子に触られるとゲーしちゃうんだよ…だから、付き合おうと思っても…ムリだと思うよ~?」


まぁそんなやつと一緒に暮らしてんだけどさ…


「え~!?そうなの!?その友達そんなこと言ってなかったけどなぁ…むしろ彼女いたって言ってたけど…」


「…んぐっ!ゴホッ!ゴホ!え、え!?」



あたしは口に入れていたコーラを思わず吐き出しそうになった。


かかかか彼女!?



「中1から3年の冬?よくわかんないけど、それくらいまで同じ人と付き合ってたらしいよ~。美男美女カップルで有名だったとかなんとか…」



え、え、え~!?








『彼女…いたんだけどね…』




ふと、あのときの言葉があたしの頭をよぎった。


あれ…

ホントだったんだ…



「お待たせいたしました。」