チャラ………










あ、


止まったー。





「……フゥン………。」



僕はカメみたいに布団からのっそり頭を出した。







聞き飽きた音楽も止まって、



なんと静かな朝。









幸せ。






…………………ミシ…ミシ………











…………ん?






ミシ……ダダダダダッ!




ガラッ!









「いつまで寝とんじゃヘタレヤローがああッ!」


「うっ!」






僕の腹に思いっきりひじが入った。


激痛。




そして一瞬絶対止まった呼吸!





「…ゴホッ!ゴホッゴホッ……ぐはっ……ななななに!?」







寝ぼけ眼の目をガンバって開ける。








「アラーム鳴ったら1回で起きろ。」


「げ…華恋…。」




僕の目の前にバッチリ化粧をした華恋の顔がデカデカと現われた。








心臓に悪いことこの上ないこの光景。




ちなみに華恋は






僕の姉です。