幸い正門から職員室は近い距離にあるのですぐに到着した


俺が案内を終えるとその子は深々とお礼をつげた


ここでこの子と別れるのが何故か物足りなくて俺は柄にもなく名前を聞いてしまった


その子は一瞬ためらいながら自分の名前を口にした


”本条美優”


無意識に名前を呼んでしまいやってしまったと気づく