「陽太みっけ」

手前にいた陽太が見つかる。
陽太はわたしがばれないようにそのままおりていく。
その努力もむなしく、上がってきた梨花に見つかった。しかもわたしたちが最初に見つかったらしく、次は2人で鬼やらなきゃじゃん。

「え、次俺ら2人で鬼?」

同じことに気付いた陽太が梨花に問う。

「あー、いや、家5時まででもう遊べないからなし」

その答えに少し残念になる。

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「お邪魔しましたー」

全員見つかり、外で遊ぼうとしたが時間も時間で帰ることになった。

「じゃあな、二見」

「ばいばい、陽太」

来てよかった。会えてよかった。

2人っきりで緊張した。

でも陽太が好きって実感したそんな土曜日だった。