「彩葉〜いらっしゃいっ」
梨花に通してもらって着くと、どうやらかくれんぼの真っ最中。
わたしも混ざって2人ずつで鬼になる。
梨花の部屋に行くと陽太や朔、裕がいた。
男子ばっかだ…。どうしよ…。
戸惑ってると「あっ、ここは2人にしなだめだな」ってにやにやしながら朔と裕が出て行くから、陽太と2人っきりになった。
今まで陽太相手にどきどきなんてしなかったのに、2人っきりでしかも好きだから心臓うるさい。
「…隠れる?」
「…うん」
たった一言だけ交わして2人でロフトに隠れる。
「好きな人誰?」
「教えない」
いつもの不毛な会話が始まって少し安心。陽太が話しかけてくれるからありがたいんだよね。
「陽太は笑莉でしょ」
「さあ?」
2人でふふっと笑う。些細なことで嬉しくなる。
「なんかいつもと声違くない?」
「風邪引いてるからね」
鼻声なのは気付かれたくなかった…。
梨花に通してもらって着くと、どうやらかくれんぼの真っ最中。
わたしも混ざって2人ずつで鬼になる。
梨花の部屋に行くと陽太や朔、裕がいた。
男子ばっかだ…。どうしよ…。
戸惑ってると「あっ、ここは2人にしなだめだな」ってにやにやしながら朔と裕が出て行くから、陽太と2人っきりになった。
今まで陽太相手にどきどきなんてしなかったのに、2人っきりでしかも好きだから心臓うるさい。
「…隠れる?」
「…うん」
たった一言だけ交わして2人でロフトに隠れる。
「好きな人誰?」
「教えない」
いつもの不毛な会話が始まって少し安心。陽太が話しかけてくれるからありがたいんだよね。
「陽太は笑莉でしょ」
「さあ?」
2人でふふっと笑う。些細なことで嬉しくなる。
「なんかいつもと声違くない?」
「風邪引いてるからね」
鼻声なのは気付かれたくなかった…。

