「んーん。これ自由に選べるんだよ。
陽太と話したとき、『俺二見にする』って彩葉とってったんだ」

どきん。

胸が高鳴るのがわかった。
なんでわたしなんだろう。

きっと君はわたしが初めての掃除場所だから、わかってるなーちゃんとじゃなく、教えてくれるつもりだったんだろう。

それでもわたしは、
君からどんどん目が離せなくなっていった。