それでも君を

「青城先生、胸部X-Pしておいた方がいいかもしれません」



「あ、そう?」



「はい、念のため」



「了解。オーダー入れるわ。…あ、水沢も予防投薬しておいて。薬は出しとく」



「わかりました。ありがとうございます」



「梨央は…点滴の方がいいかぁ〜」



「朝方は内服できたんですけど、今はどうですかね?解熱剤があんまり効いてなさそうなのも気がかりです」



「んん〜検査結果みてから考えるか…。なるべく針刺さないであげたいんだよなぁ…」



私がダウンしている間に治療方針がこうして話し合われていく。



全力で頼れる2人によって私は守られているのだ。