それでも君を

「だーめ。重症化したらどうするの。そんなの僕が嫌だよ」



普通の人のようにはいかないのが私の身体だ。



「ちゃんと検査して、大丈夫だって、僕を安心させて。ね?お願い」



そんな風に言われちゃうと私の性格上断れない。



「ん〜…わかった」



「よし!じゃあ朝ごはん食べて準備しよっか」







病院に着いたのは7時少し前。



さすがに患者さんの姿はまだない。