「首ね…。それから?」



真ちゃんからそう言われ、自分が無意識に穢された場所を隠していたことに気付く。



すべて話した方がよさそうだ。



「…このあたりと、ここと」



私が触れる先を真ちゃんが黙ってみつめている。



「ちょっと触るよ」 



首に真ちゃんの手が触れ、その手が頬へと移動する。



順番に浄化でもするように触れていき、その手は耳へと到達する。



「やっ…」



先程味わった気持ち悪さを思い出してしまい、ゾワっと全身が震えた。