それでも君を

PHSを取り出し、慣れた手つきで連絡を始める颯くん。



一方、マッキーも男に跨ったまま自分のPHSでどこかに電話をかけている。



騒ぎを聞きつけた人が集まってきつつあり、部屋の外が段々と騒がしくなっていく。



私はというとその場から一歩も動く気になれず、慌ただしく目の前を動く人たちをただ呆然と眺めていた。



しばらくすると救急から人がやって来て、助けてくれた彼女を連れて行ってくれた。



軽傷であることを願う。



引き継ぎを終えた颯くんがマッキーへと声をかける。



「ここ任せていいか?」



「はい。立川のことお願いします。」



この2人はいつからそんなに仲良しになったのだろう?



不思議だ。