それでも君を

「やっ…。やめてっ!」



必死に抵抗するが、力で勝てるはずがない。



狂気的な彼の言動は、今日まで溜め込んでいた感情が、すべてこの瞬間に爆発しているかのようだった。



いつの間にか長椅子へと押し倒される形となり、あと数センチで口と口が重なりそうだ。



やだっ…!



咄嗟に顔を背けるが、今度は背けた横顔に唇が触れる。



響く音、感触、温度、すべてが気持ち悪い…



「だれっ…だれか…助けてっ…」



「はぁっ…可愛いです」