それでも君を

「そういうこと…」



真摯に謝ってくれて、そこまで嫌な気持ちにもならなかった。



「わかった。私もあの時は取り乱してごめんね。ちょっとトラウマがあってさ…。よし!もう忘れよう。次からはしっかりカルテ確認すればいいんだし」



というより、私がいちばん忘れたい。



その話題には触れないでほしいというのが本音だ。



「はい、ありがとうございます」



そんなこと知る由もない真島先生は、スッキリした表情で感謝の言葉を口にした。