それでも君を

無意識に身体がキュッと縮まる。



「僕に寄りかかっていいよ。力抜いて、呼吸に意識向けてごらん」



すぐ傍から優しい声が聞こえる。



「そうそう、吸って、吐いて…。うん、もう一回ね」



他のことは考えず吸って吐く、それだけに集中した。



支えてくれている真ちゃんの手のぬくもりが私に安心を与える。



「はい、おしまい!」



聴診器を肩にかけ直し、そのままぎゅーっと抱きしめてくれた。



「偉かったね、頑張った!」