それでも君を

ゆっくりと背中を擦りながら、かけてくれる言葉がとても優しい。



「すぐには受け入れられないよね…。うーん…」



どうしたらいいかと思案してくれている。



「あ、じゃあさ、梨央が自分で聞くのはどうかな?」



なんだかとても懐かしい提案だ。



「いや、もう知識増えすぎて自分の音聞くの怖いか…」



確かに、あの頃はまだ高校生で、聴診器を触るのも初めてだった。



今は診察できるだけのスキルと知識が身についてしまっている。



「ねぇ…僕のこと診察してみる?」