それでも君を

「じゃあちょっとごめんね」



ドクドクドク…



「…っ」



気付くと真ちゃんの手がこちらに近づかないように、自分の腕を前に伸ばし、相手との間に距離を作って拒んでいた。



「OK。止めよう」



聴診器を自分の後ろに隠し、真ちゃんが腕を広げる。



「白衣を着た僕のことは怖くない?」



コクッと頷くと、じゃあおいで、と誘われる。



素直に従ってその腕の中に収まった。



「大丈夫、無理しなくていいよ」