それでも君を

次に目を覚ました時には、隣に真ちゃんはいなかった。



その替わりにベッドサイドに座っていたのは颯くんだ。



「おはよう」



「んんっ…はよ」



何時間も寝ていたのだろうか?



声が掠れて上手く発声出来なかった。



「体調どう?辛いところ言ってみ?」 



「…水、飲みたい」



「質問と答えが一致してないんだけど…?ま、じゃあちょっと体起こしてみるか」



なんだかんだ言いながらも上半身を起こすのを颯くんが手伝ってくれる。



「はい、水。少しずつな」



ストローにそっと口をつけて飲み込む。



喉から食道へすーっと水が通っていくのを感じた。



熱はまだ高いように思う。