それでも君を

聴診器へ指をかけたところで、不思議そうな顔でマッキーが固まる。



「私、診察受けるの…



に、苦手なんだけど知ってた?」



途中から少し早口で言い切った。



言い終わった途端、恥ずかしさが込み上げてきて耐えられずに下を向く。



「初耳、だと思うけど…?」



いつもと変わらないテンションのマッキー。



「だ、だよね…だからね、えっと、私がさ…あの、何て言うか…」