それでも君を

「うーん、まあね」



話題が自分へ向いたことに面食らい、なんにも答えになっていない答えを返す。



今は隠したいことがあるのだ。



「顔色悪いぞ。主治医に診てもらった方がいいんじゃね?」



瞬殺でバレた。



けれど、マッキーは私の病気のことを知っていて、さらに今の状態も踏まえた上でこのアドバイスしてくれている。



要するにめちゃくちゃ体調悪そうに見える、ということだろう。



「今学会で、地方だよ」



諦めて端的にマッキーへと返答する。



そう、残念ながら颯くんがいないのだ。